パイプライン

人間ドックへ行ってきました。
アメリカで健康診断をすると高いので、実家に帰って地元で受けてきました。

一週間前になると病院から封書が送られてきて注意事項や検査について書かれていました。
当然、検便用のラベル付きの入れ物も入っていました。
詳しく読んでみると48時間以内の便であれば大丈夫とのことだったので3日前から待機していました。

ところが、待機しすぎたのか1日前になっても出てくる気配がありません。
どうしよう、明日の朝までに出てこなければ、病院へ持って行くことができない!
前日は大量の水分と母がくれたチアシードを摂取。
それでも、頑固なあの子は出てきません。

困ったなぁと思いつつ検査当日
出てこなくて、、、と申し訳なさそうに伝えると
大丈夫ですよ、一週間以内に持ってきてください。
と行ってくれました。

ここで、ホッと一息つく間も無く検査はどんどん進んでいきます。
血液、血圧、視力、聴力、、、、
そして、胃カメラもしくはバリウム。
不覚にも私はバリウムを選んでしまいました。
便秘なのにバリウムを出さなきゃいけない状況に追い込んだ自分を責めながら検査終了。
下剤を渡され、検査終了後の食事と一緒に飲みました。

頑固なあの子は出てきません。
バカバカ!なんで出てきてくれないのよ!
バリウムが後ろに並んでいるのよ!
あせる私、のんきなあの子。じっと待っているバリウム。
根比べが始まりました。
夜になっても出てきません。
そこで、強制退去してもらうため2度目の下剤を飲みました。
それでも、あの子は頑なに出てくる気配がないんです。

もうだめだ、私の負けだ。
明日また頑張ろう、、。
そう思って床に就くや否や、あの子が私を必死に呼びます。
出して、出して!!

夢中でトイレに駆け込みあの子を解放してあげることに成功。
しかし、あの子には友達がいたんです。
まだまだ、終わりそうもないこの呼びかけに私は必死に答えました。
寝不足にもかかわらず私の体はなんだか軽くなり心もスッキリです。

しかし、まだ私には検便を出すという課題があります。
今はバリウムがあるので取れないのですが
来週にでも健康な誰かを見つけて病院へ連れていかなければいけません。

そんな私のパイプラインのお話。

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