広告
世の中にはたくさんのものが溢れています。私達はずっと贅沢な環境の中でぬくぬく過ごしてきました。
あまりにも快適過ぎてそれが当たり前のものだと思い始めてしまいます。
本来なくても良いものまで求めたりします。
ほんの5年くらい前までは、こんな簡単な事に真剣に向き合うことはありませんでした。しかし、ある大統領の発言で頬を打たれた思いをしてから向き合えるようになりました。
ブラジルで行われた国連持続可能な開発会議(UNCSD)での発言です。
ホセ・ムヒカ大統領は他の演者と同じように感謝の意を表する挨拶から始まりました。
ところが彼のスピーチの内容は他の演者とは全く違っていて自分の気持ちを正直に語っていました。
”消費が世界を壊している”
”消費が止まれば経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況になる”
”消費社会にコントロールされている”
と問題を提起していました。
このスピーチの後から物を買うのを辞めようと真剣に思い始めました。
そして約4ヶ月後の今、自分を振り返って思うことがあります。
「もっと早く気付くべきだった」そして「気付く事が出来て良かった」といつも思います。
彼のスピーチが無ければ、未だにすぐに物を買っては消費する日々をずっと送っていたのかもしれません。
本当に心からこのスピーチを聞けて良かったと思います。